|
今は地図にないズールーランド
〜 ズールーランドってどんなとこ? 〜
大自然のそのままに昔ながらの部族が今なお生きてる聖地、ズールーランド。南アフリカの、東のほうにあります。
観光などでは「ズールーランド」と呼ばれることが多いですが、地図ではズールーランドとして載ってないです。
「ズールーランド」というネーミングは、日本で言うとアイヌや琉球等ど同様、古い時代からの言語や文化含めた総称で使うことが多く、地図的にはクワズールーナタール州になるです。
|
<生命の溢れる土地>
世界遺産でもあるグレータセントルシア湿地公園もこのズールーランド地域にあります。
アフリカで野生の王国な場所というとライオンさんなどを思い浮かべますが、ここは広大な湿地帯で、
カバやキリンやゾウ、サイ等の草食動物が多い「最ものんびりした野生の王国」です。
有名なクルーガー国定公園の10分の1のサイズの面積しかないのに、
クルーガーの種の約80%を含んでいるといわれ、非常に濃ゆい密度で生命を育てたパワフルでみずみずしい土地と言えます。
また湿地帯以外のエリアにある様々な山々も世界遺産として登録されており、
世界最大クラスの岩絵が各所(数百ポイント)の中に、数千点確認されています。
<ズールー族の基本精神>
ズールー人の大部分は、都会化の影響を受けて今はキリスト教だったり、観光化されたり、半都会な生活です。
政党を作るほど現代の南ア社会で生きています。昔ながらの生活をしているのは少数です。しかし、
ズールー人の根本には今なお古くからの「精霊崇拝」的な考えがしっかり残っているといわれます。
その基本精神は、山、河、湖、岩、木の魂(精霊)と深く結びつき、コミュニケートること。
生命の溢れる土地と共に生きる人々にとっては、それは本当に本当に当たり前なことなのでしょう。
アフリカの山や川などの自然には、神様のような別の名前がついていたりします。
それらの崇拝の中で、自然への感謝と共に、生活そのもの安全を願う事はもちろん、
歌や楽器、ダンス、ペイント、アクセサリー、道具など、芸術やライフスタイルの中にも、
精霊たちとのコミュニケーションに関する文化の影響がとても強いです。
都会のズールー人のキリスト教でも、ズールー独自のシェンベ教会というオリジナルのスタイル。
裁判も、古くからのズールー法という独自の道徳や礼儀を重視したスタイルで、王様が解決に導き、
なるべく独自の方法で問題を解決、浄化します。
今のズールーランドは国はないけど、ズールー族の血をひく都会の中ではたらく人の中にとても強くあるです。
教育も、都会やボランティアによる、いわゆる学校で教わることは、現代の都会用の教育で、
ズールーの昔ながらの教育は、ズールー法など、王様により教えられるものがあったり。
教育も、私たちが知る、国際的な学力の知識とはかなり違ったものです。
よく国際ボランティアで学校をたてたりしてますが、
考えてみれば、学校の歴史なんて社会の状況に合わせてついつい最近始まったようなものですよね、
<自然と共にいきる国に>
そして、今なおズールー族の王様は一族の中で特別な存在でいます。
大部分のアフリカのネイティブな部族が、都会化して消滅していく中、族としてのアイデンティティ 誇りを持っている
また見直そうとする動きは、南アフリカ共和国の中にいくつか過去にも例があり実際に独立したりしていますが、
とても興味深いです。ズールー族も独立を望む動きがあります。
生きる、だけでなく「そこに生きる」とはなんなのか、国ってなんだろう、といった原始的なことや
現代の国際社会やライフスタイルの出来上がり方等ほんのり考えさせてくれます。
|